世の中は弱肉強食の社会である、つまり負け犬は駆逐される存在である…というのが世の中の掟という話であり、なんとやらな話。じゃあ負け犬たる我らがワーキングプア勢が何故ここでのうのうと仕事に明け暮れているかというと…そこに別の価値が見いだされているからという話であり、要は「搾取した方が価値が出る」というメチャクチャな判断がまかり通ってしまったという話であり、平成の経済事情がアレな理由の基幹部分だったりするわけで、そりゃ子供たちの将来の夢が一発逆転系の職業になっちゃうのもうなずけてしまうという話になってしまったりします。まあ、現実はそんなものという話ですが。
世の中の子供たちが抱くといわれている「将来の夢」というものはおおよそ幼少期の価値観形成期に至る時期に得た情報でもって形成されると言われ、おおよそは「お金が稼げて注目される事がしたい」というわりと現実的な数値目標に落ち着くケースが多いと言われているとか何とか。要は個として「強い存在になる」という割と本能的な欲求を具体的にどうすることで満たせるか…というのがおおよそ多くの将来像を形成しているという話であり、要約すると「好きな事してたくさん稼げる未来」というのがおおよその定型句という話に落ち着くわけですが…昨今はその方程式が少しずつ変わりつつあるとかそうでないとか。
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ただ、言ってしまえば「夢を叶えられるのは1%くらい」という話でもあるわけで…。多くの子供が夢の大きさに負けてしまうとかそういう「夢のある話」ならまだしも、昨今の検索エンジンがなんでもしてくれる昨今は「検索するけど考えない」という子供が増えてしまったという嘆かわしい現実によって「お手軽に叶う夢」へとベクトルが振り分けられつつあるとか何とかで、昨今は「夢は特にない」という子供も珍しくなくなってしまったとかそういう話も聞くようになりました。ユーチューバーになりたいと言う子供も増えたようですが、動画関係の技術やセンス以外にも権利関係が複雑に絡む動画収益化の類は昨今の激戦区でもある反面で大量の問題を抱える厄介分野でもあり…彼らが意気揚々と掲げた未来に突っ込んでいって数時間で爆散する様子が想像に難くない話でなかなか辛い気持ちになります。
そもそも、何でもかんでも「カネ基準化」されたのはいつ頃からだっただろう? 何でもカネ基準で物事が計算され、何をするにも請求書を付けられ、人生の価値が貨幣基準よりも軽くなってしまったのは…本当にいつ頃だろう? 少なくとも自分が派遣社員の末端に到着してしまった頃にはワーキングプアの原型は確立されており、人材の大量消費と無教育がはびこってしまっていたと聞きます。21世紀を待たずして「将来の夢不所持者」は大量に発生していったと推測していますが、不景気に対しての無為無策がこうも人間から心理的余裕を破壊してしまうとは…想像も出来ませんでしたが、それを想像して行動しろと会社では常々言われたものです。対策の類を業種によっては「ワクチン」と呼ぶそうですが、「反ワクチン思想家」もやはり「想像で未曾有の事態を何とかしろ、できるだろ?」っていう感じなんでしょうか?
お金の価値が命の価値よりも重くなってきた昨今に於いて、消費税の増税がどれほどの重荷になるのかは想像に難くありません。増税の理由は様々であり、国内事情にのみで判断出来ない部分でもありますが、結局のところこの日本というワープア列島から逃げられない低所得層からガッチリ搾取するための増税になりそうな今回の消費税増税ですが。その吸い上げた増益分が末端まで届くことがないのが少し前の法人税減税などの景気刺激策だったような気がしますが、現状をどう考えているのか…というのが上から下でこんなにも違うというのがなかなか夢を破壊しているなっていう感じでしょうか? 消費税が福祉目的税という名目で作られたという経緯があったような気がしますが、現役層が減少し福祉対象が激増する昨今に於いて焼け石に水なのは明白であり、私たちは油を搾り取られた菜種であるに変更は無さそうな話のようです。
こんなにも「心ない時代」が誰の手によって手招きされたのかは定かではありませんが、昨今の世の時勢はその心の余裕の無さを鑑みるには充分過ぎるほど稚拙な事案ばかりであり、多少なりとも余裕があれば回避どころか怒ることすらなかったといってもいいレベルの事案ばかり。21世紀への投資は何だったのか、というのはとりあえず来年の東京オリンピックあたりでいろいろ炙られそうですが…来年にまで迫ったオリンピック対策があまりにも稚拙極まりない対策ばかりで、日本に掛かってきたイメージの崩壊が危機として感じられる次第です。もはや経済的中世に陥った退廃的な現代日本の経済事情に夢を抱く余地が無いという話であり…割と真剣に幼少期から海外留学とかをさせて「日本を棄てる準備に充てる」必要が迫られているようにも思えてしまうくらいです。
日本という国と時代と文化と価値観…すべてが「幻想入り」するのも時間の問題かもしれません。多くの独創的な価値が生まれた場所だとされている日本は、その独創的な増長によって瓦解するのかもしれませんが…その未来を見るのはいつの世代の話になるか。


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