世の中が「猫も杓子もAIシステム」という話にシフトしてきたように感じる機会が増えてきましたが、それを必要とする業務や作業・検索の類はどの程度あるのかについてはあまり深く議論されていないように思っている次第です。多くの人が「これからはAIの時代がやって来る」と嬉々としていましたが、フタを開ければマイニングシステムによる甚大な電力事情の悪化による環境破壊や半導体メーカーによる市場原理の激変、そして何より生活圏にAI機能が入り込むことによる人々の思考停止傾向の増加と悪意に満ちたかのような社会的な変化に見舞われ続けていたように思います。スマートフォンの進化とともに情報化社会化が劇的に進行する社会に於いて「スマートフォンを持たない者」は社会的弱者へと転落を余儀なくされ、そのスマートフォンも「機能的脆弱性」がつきまとうという問題が指摘されており、「社会の情報化に人間がついて行けない状況」が常態化するという事態に陥っているようにも見えます。
世界情勢から見ても「欧米諸国で設計された情報機器がアジア圏で生産される」という構造が国家の思惑を含みながら行われているという実情に晒されている次第であり、情報機器産業は「国家の威信を賭けた産業」になりつつあります。特にアメリカと中国に於ける情報機器産業の摩擦は苛烈かつ深刻なものであり、情報機器生産に於ける規制と衝突は定期的に行われる国際行事になりつつあり、現在は「脱・中国生産」を掲げる傾向が強くなっているといいます。ただ、この一連の規制行為も形骸化しているといわれているのは「先進技術の恩恵」の味を知ってしまった国家がそれらを利用・推進しないはずがないという話であり、設計の多くを手がける欧米諸国は「より先進的な技術の開発」に勤しむことが予想され、生産を手がけるアジア圏では「より多くの先進技術の奪取」に暗躍することが予想される次第です。ただ、それらは軍事界隈を中心に前世紀から続いてきたことなのですが、この一連のイタチごっこが「世界にどんな影を落とすか」はまだ誰も知らないとも言われているようです。
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昨今享受されている情報技術の多くは「前世紀で開発された軍事技術の民生版」であり、インターネットサービス及びネットワークもまた「軍事的通信技術」に端を発したものでした。現在最先端を走り続けるAI情報機能もまた一部は民生利用が可能であり、その恩恵は一部のSNSや検索サイトなどで活用されているといいます。何なら情報技術産業の多くは昨今の「売れ筋商品」であり、ソフトウェアやハードウェアに加えアルゴリズム開発などの分野では日進月歩の開発が進められているという話。これからは「AIをスマートに活用する技術や活用術が時代を変えていく」といわれ続けているようですが、果たしてAIの恩恵はどういった分野にどういった影を落とすのか。少なくとも「良いことばかりとは断言出来ない」実情は既に散見されているようですが、今のところそれらは「AIの良い所により封殺されている」のが実情のようです。
自動化システムによるトラブルの問題
現在多くの業務に応用され続けている自動化機能にもAI基軸の仕組みが導入され続けているが、アルゴリズム確立されていない分野や記述上・入力上のバグやトラブルによる機能不全問題は定期的に発生しているという諸問題を抱えている。これらの問題が深刻化する理由の多くは「トラブル対応のマニュアル化の遅れ」であり、「利便性を追求し続ける速度が速すぎるが故に検証やトラブル対策の策定が後手に回る」ことによって発生しているケースが多数ある。これらを制御するシステムの多くは論理的には多く実装可能とされ開発に至っているが、デバッグが追いつかずにトラブル発生時に大問題化するケースが既にいくつかの事例がある。特にパソコン上で完結するアプリケーションなどは可視化が難しく、深刻化してようやく発見・認知に至るケースも少なくない。
ハードウェア側のAI機能の設計は迅速すぎるレベルで進行していると言われており、昨今のコンピューター界隈の技術リークの情報に一喜一憂する技術者も増えてきました。毎年新しいスマートフォンには最新のAI技術が搭載されるようになり、今や生活家電にもAI機能を実装した「スマート家電」というものが登場するに至っているという話。今や日常生活の多くの仕組みがAIを利用して運用されているという時代になりつつあり、それが身近な生活の1ピースになりつつあります。生活家電に於けるAIは限定的な特化型情報が積載されており、それら家電に適合した情報を多く搭載した機能的家電としての利用想定が成されています。スマートフォン連動なども時代背景に併せて多くの機能やアプリが登場し、これらとの連携動作ができるように設計が見直されつつあります。
ただ、AI機能の基幹部分である「莫大な情報へのアクセス」に対して「私たちはどんな対価を払ってきたか」について、私たちはどのくらいのことを考えたことがあるだろうか? これらの情報集合体の利用が「無料でできる」という訳でも無いはずで、これらに投入されるコンピューター部分やサーバー・通信設備、インデックス化された情報の集積機能やそれらを機能させるプログラム開発・更新などについて、私たちはどのくらいイメージしたことがあるだろうか?
昭和の時代に「名簿が売られる」という話があり、そこから個人情報が漏れるという話を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、情報は日々集積されており「何かしらの形で不特定多数の人が利用」しており、「誰かが利用することで新しい情報を獲得する」ことでAIの情報は日々精密なインデックス化を更新しているという側面があります。それを初期から担ってきたのは「検索エンジン」であり、情報の集積と解析はインターネット黎明期っから「情報には金銭的価値がある」という礎の元に集積され利用されてきました。私たちの知る範囲では「広告配信」などが一般的な認知ですが、検索エンジン運用サイドでは「それらを分析した情報群」が「サーバーを維持出来る程度には稼いでいた」と考えるのが自然かもしれません。
自動配信広告の仕組みについて
もっとも多くのユーザーに認知されている広告として「Google AdWords」や「Google AdSense」があり、この広告配信機能は「ユーザーの検索したクエリに沿った広告情報を提供する」というものだった。当時は個人サイトも企業サイトもこぞってAdSenseを利用していたため、広告にアクセスするパソコンが「何を検索したか」という検索履歴が「何気ないサイト閲覧で漏れ出す」ということは定期的に発生したといわれている。現在はそれらを基幹にしつつAIによる分析が加味されるようになったが、それでも表示される広告は発信者側がある程度カスタムしない限り検索クエリに沿った広告が高確率で表示される仕組みのままだと言われている。
開発サイドがこれらAI情報を危惧する一面として「利用者の倫理観」について警鐘を鳴らす傾向が強くなっているといわれているようです。数々のAIサービスが台頭し、その一部は無料利用で居ることになっていますが、利用には特定情報のリクエストをする必要があるため「リクエスト情報が集積されている」ことには充分配慮する必要があると思う次第です。また、AIは日々情報が更新されるものであるため、「情報を鵜呑みにしない思考力と判断力が必要」という側面もあります。昨今は「AI副業」というジャンルが確立される程度にはAI利用が進んでいるといわれていますが、「お金を取る・取らないにかかわらずAI利用には情報を提供して利用している」という認識が利用者のどのくらいに浸透しているのかは非常に興味深い部分ではあります。
また、業界の分野に於いては「AIによって大量生産されたAI製品が市場原理を破壊する」という危機感もあるという話であり、昨今では「マンガ・イラスト界隈でのAI作品大量出品による市場の混乱」や「AI編集写真・動画によるフェイクの流布」などを観測していますが、それらは信用性を伴うニュース記事などの界隈にも拡散しているようで、年々AI利用には「知識と倫理観にまつわる疑問符」が投げかけられているという話もあるようです。なによりAIの生成する情報は日々更新が成されるため「今日と明日で違う情報が出力される」という問題もあるとのこと。一般情報に於いては更新頻度が劇的に高いため修正速度も速いとされていますが、それも一般論であり全ての情報がすべて校正・校閲されたかといえばそれらもAIが独自に分析・解釈しているという話。近年「AI依存による思考放棄」は深刻な問題になっているという噂は枚挙に暇がない状態だと言われています。
「ただより高いものはない」とは言ったものですが、「ただで得られる知識ほど疑わしいものはない」という時代も目前に迫った問題なのかもしれません。もし、何らかの事情や問題で「検索エンジンが使えなくなった」としたら、私たちのどのくらいかが路頭に迷うかという話が与太話で終わることを願って止みませんが、可能性としてかなり高確率であることが想像できそうです。電気も電波もスマートフォンもない世界で生きられない人の数はかなりの母数いそうだという話、いつから人は「考えるのを止めた」のか、それとも「遠回しに考えることを止めるように教育された」のかは不明ではありますが、私たちは自分の頭で自分の意思について考えなくてはならない局面に来てしまったようにも思います。



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