どこかのモビルスーツの武器の名前みたいですが、ブログやSNSの「バズ効果」に由来する「バズ」であって、バズーカ砲に起因する「バズ」ではないという少々ややこしい話。要はSNSなどで爆発的に拡散行為が行われ急激に情報の伝達が進むあのバズ効果の話、いわゆる「ウェブ界隈の爆弾」であり「混沌の元凶」でもあるアレです。裏を返せば炎上状態と紙一重という行為や状態のことであり、これによって良くも悪くも有名になった人は数知れずという「ウェブ界隈に潜む劇薬のひとつ」と考えています。可燃性も依存性も異常に高い、ウェブ界隈人にはアタマの痛いアンチクショウ。
敢えて「ジャイアント・バズ」なんていう物騒な表現を使用した理由は、やはりその拡散速度。有名人のリツイートなんかに引っかかってしまうと一瞬にして万単位の人の目に留まってしまう事になる情報爆弾であり、今やそれはSNS界隈のその辺にいくらでも転がっているというのだから、情報社会界隈というのはそんじょそこらで重火器や不発弾が出土する修羅の国並みの物騒さがあると考えています。元ネタにあつらえて表現するなら「ジェットストリーム・アタック」といったところであり、インフラ処理力の許す限りの高速処理でもって拡散される情報の弾頭は…まさしくひとつの界隈を吹き飛ばすほどの威力とかそうでないとか。
スポンサーリンク
SNSに参加している人は全世界単位にまで膨れ上がり、今となってはTwitterに関してはもう億単位の人が参加しているのではないかと推測される次第です。それら情報世界は善悪も良識もへったくれもない言葉の羅列が並んでいるだけの世界ですが、その言葉のニュアンスを汲み取ったときにそれがどういう効果を発生させるか、というのはまさに未知数であり、狂気と不可解の相乗効果を生み出す融合炉となるわけです。そろそろインターネット老人会などと揶揄される私たち世代であれば何となく察しがつきそうなアレですが、新しくスマホでネットと日常的に接続することが日常な世代になってくると、そのネットの闇やスラングといった部分に対する「蓄積知識」の不足が問題になってくるわけで、単純な語彙力の低下とはまた違う「ネット社会の知識」が求められるわけです。
バズる・バズ効果
SNSなどで情報が急激に拡散・共有されること、若しくはそれに類似する情報拡散効果のこと。SNS時代の昨今は、「いいね」や「リツイート」などの共有機能を通じて拡散される。通知が付く仕様のSNSでは拡散報告が更なる拡散行為を呼び起こすため、昨今は警鐘を鳴らすSNSサービスもある。
2ちゃんねると呼ばれるアンダーグラウンドな掲示板があった時代。そこは隠語やスラングのオンパレードであり、接続する必要がなければ知り得ない言葉でもって情報交換などを行っていた時代というものがありました。旧式のケータイでも何とかやり取りが出来る程度のテキスト情報をやり取りする掲示板は、その匿名性故に多くのスラングを生み、ネット界隈に接続する「暗黙知」を供給してきたと言います。それはおおよそ褒められたキレイな言葉で綴れるものではなく汚れきった罵詈雑言の改変語みたいなものだったと言われていますが、今となってはネット情報やその本質部分の暗号鍵だったのかもしれません。「電車男」がコンテンツになったくらいの時期というのはそんな感じだったと言われていますし、そもそもインターネットそのものがまだまだアンダーグラウンドな存在だった頃の話です。
バズの話に戻ると、情報界隈に於ける最も身近な危険物、それが「バズ」であり、それは昨今すっかり身近な存在になり、なおかつ身近に利用するものに搭載されている基本機能であるというところでしょうか。また、厄介なことにバズに相当する情報には一切フィルタリング的な機能は無く、情報や画像が淡々と拡散する様相が展開されることと、それらの受け取り手の主観が混合し更なるバズが拡散するということが並列して発生することが随分以前から問題視されているのですが、「まったく抜本的な防衛策が無い」というのがバズのこわいところです。セーフティロックなんてものが無い「全部自己責任で判断してね」というニュアンスで、善し悪し関係なく拡散していくところでしょうか。場合によっては炎上というより森林火災レベルの火遊びであり、これによって「日常はSNS型監視社会化しているのでは」と警鐘を鳴らす人も少なからず居るとかそうでないとか。
ジャイアント・バズ
機動戦士ガンダムに登場するモビルスーツ「ドム」の装備する大型バズーカ砲。扱いによっては「戦艦すら一撃で沈められる」と表現されるほど高火力の重火器。
注目願望が囁かれるウェブ界隈は「注目度こそチカラ」な部分が大きくて、世の中のウェブワーカーたちは「バズに飢えている」とまで言われているくらいですが、一度そのバズの味を知ってしまうと、その「劇薬の依存性に飲み込まれる」といわれています。ただの「注目願望が満たされる」で済むものであればそれはそこまで大きな問題ではないのですが、そこには二次災害とも呼べる副次的なトラブルを呼び込んでしまうと言われており、その依存性と天秤に掛けるのはどうなのか。そもそもこれは炎上案件なのではないか、など色々と憶測やら何やらが飛び交う界隈ですが。はっきり言えるのは「良いバズ」と「悪いバズ」が存在し、危険を感じた記事や界隈の情報には「触れないこと」を徹底する…おおよそこれだけでもバズによるトラブルはかなりの量を回避できるとか。いわゆる「触らぬ神に祟りなし」でしょうか。
この界隈に於ける「注目の重さ」も昨今になって幾分問題視されるようになったのですが、やはり昨今のSNS経由の情報系サイトは今でもその「ジャイアント・バズ」に飢えており、その爽快感のために炎上も辞さない火遊びを求めているとかでまだまだ戦々恐々なのですが。最強かつ最凶のバズを保持しているのは他ならぬGoogleさんであることは、今は語らない方が良いのかもしれません。



コメント