ソーシャルネットワーク(社会的なネットワーク)というだけあって、それはいくつかの大手掲示板サイトよりもいくらかは秩序が担保されている空間だと思っていた時期がありました。しかし、このコロナ禍以降のSNSはおおよそそれらのイメージや先入観を覆すほどの無秩序ぶりを発揮するに至っており、悪意や攻撃的発言から中傷誹謗や個人特定・晒し行為に至るまでの幅広いネガティブアクションが連日観測されるという地獄絵図が繰り広げられています。その様相はさながら「情報世界の暴動」であり、正義と匿名性があれば何をしても良いという誤解の元に生み出された「21世紀型・情報世界に於ける大戦争」といった事態にまで発展しているという話を耳にすることもあります。登場初期はクローズドタイプのSNSが多かったSNS界隈は昨今オープン化したものが主流になっており、公開鍵を掛けてもうっかり検索されてしまうなんてこともあるようで、そういった利用の二面性によって多くの悪意を観測する結果になったとかそういう感じの話のようです。
無論、そのような横暴な利用経緯はごく一部のリテラシーを欠いた人々による暴走であると思いたいのですが、SNSの仕様上これらの発言は高確率でバズを伴っており、結果として多くの人の目に留まる部分に表示されることになっているという話。また、共感性によるフォロアーリンクも相まって、より一層大型のバズとしてタイムラインに表示される機会が多くなり、それはひとつの「炎上というよりも言論戦争」となって不毛な何かになってタイムライン汚染を発生させているとか。その炎上にさらに「燃料を投下する層」も加わると、もはやそれは大規模火災の様相となってしまい、燃えさかる炎の変わりにユーザーに多大なストレスを投げつける「汚染物」になっているという観測情報からも、「精神衛生上のためにもSNSの利用を控えた方が良い」というカウンセラーの話も理解を得てしまう事案になりつつあり、今後のSNS利用を一考する材料になりそうでなりません。
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昨今のSNS利用事情はいよいよ混沌の様相を見せているといわれており、そこには過度な広告や迷惑行為の類、フェイクニュースや中傷誹謗の類が日々量産されていると聞きます。多くのSNSサービスは、そのビッグデータを元にいくつかのトレンド情報を提示してくれるという機能を持っているのですが、日々のトレンドの半分以上がネガティブなこれらの要素で構成されており、ユーザーの日々のストレス増幅に繋がっているという話も定期的に観測されています。これらストレス性のSNS情報は「SNS利用を絶つことで一定の精神的安定を取り戻せる」と言われていますが、それ以上にこれらSNSへの依存度は高いものになっており、日々のスキマ時間を何となくこれらSNSへのアクセスに費やしているという話も枚挙に暇がない話。この依存関係が更に利用者のストレスを増幅させているという話なのですが、それはまた別の側面の話なので別の機会に。
ソーシャルメディア依存症問題
ソーシャルメディアが発言力や影響力を持ちすぎたがために、承認欲求などの「発言により精神的に満たされる行為」に依存してしまう状況や心理状態を指す。発言が短時間で拡散し、認知や承認欲求を短時間で満たせる行為として認知される傾向にあり、「より強い認知や承認欲求を得る」ために「過度な危険行為や迷惑行為に及ぶこともある」と指摘されることもあり、近年社会問題化するケースが増えている。増加傾向の一因にはそれ以外にも「収益化モデル」というケースもあり、「注目されることで収益が得られる仕組み」を利用した過激な情報流布や動画配信なども観測されるようになり、この問題の拡大化が昨今深刻化しているといわれている。
この、世界中で繰り広げられる不毛極まりないキャッチボールですが、SNSのビッグデータ収集にばっちり観測されており、時に世界レベルのトレンドとして観測情報が流布することもあるとか。それが微笑ましいものであれば良かったのですが、日々観測されるトレンドワードにはおおよそそれとは太極にあると思われるネガティブなワードが上位にあったりして、ユーザーの憂鬱感を増幅させる要因のひとつになっているという話のようです。世界にリンクするSNSのトレンドが日本のネガティブニュースなんてことは昨今珍しくなく、昨今は発言の機械翻訳機能なども手伝って海外に流布し、日本の情報社会の稚拙な部分として認知されるに至っているとかそうでないとか。拡散性の高いSNSの界隈で何をしゃべっているのかというのがどのくらい気になるのかという好奇な部分ではありますが、その内容というのはお世辞にも理性ある人々の発言とは言い難いワードばかりが上位に切り込むというアレな話。Twitterのタイムラインで可燃性の高い火気厳禁のワードが飛び交う会話に遭遇した日にはいろいろと胃が痛むような感覚を覚えてしまいます。
各々ユーザーがどんな気持ちや感情をもってこれらSNSへのアクセスを行っているかは知る由もありませんが、これらの空間に投稿される多種多様な発言に悪意や執着・粘着・燃料投下や迷惑行為の類を繰り返す風潮や事態は掲示板サイト時代から脈々と繰り返されている行為でもあり、社会性の伴う昨今のグループネットワークでも繰り返されているのは、その延長線上の感覚であるからなのかもしれません。利用者の母数が少なかった当時は特に多くが問題にならなかった部分でもありますが、その母数が激増した昨今のSNS界隈に於いてはひとつひとつの発言が誰かに注目されるようなものになっており、意識を改めて利用すべき場所になってしまいました。願わくは利用する際のルール遵守や言葉選び、この仮想空間の向こうには生身の人が居るというイメージをもって利用して欲しいという気持ちの持ちようを意識して欲しいという話ですが、そういった類の問題を起こす発言や行為・行動の多くが「話を聞かない・事の次第を考えない・短絡的感情行為に走る」などといった典型的問題を抱えており、いろいろと思うところが増えてしまうように思える昨今のSNS事情のようです。
迷惑行為情報の迷惑な拡散について
動画サイトや動画共有などで流布する「晒し動画」が物議を醸す機会が増えている。主な内容は「迷惑行為」や「法令違反」、「犯罪幇助」に至るケースもあるといわれており、その是非が頻繁に議論されるようになっている。それらの動画の流布などが「一定の抑止力になる」という肯定思想と「危険行為の放置に当たる」という否定思想とで論戦対立が日々行われているが、どちらの側面も持ち合わせている都合上「どちらかを強く規制することは難しい」といわれている。これらの「晒し動画」によって発覚した事件などもあり、また解決した事件もあるため、その処遇は未だに不安定な状態が続いている。
「なにも武器を持って争うだけが戦争ではない、言葉の暴力でも人は闘争を得ることが出来る。その言葉ひとつで人を救うことも、殺すこともできる。この暴言飛び交うSNSが戦場であるとすれば、戦争はもう10年以上も前から世界中で始まっていることになるわけで、それは世界で最もクリーンでおぞましい情報戦争ということになるが、彼らはその戦争に加担していることに気付いていないというのがそもそも大問題である」という話。情報化が先鋭化すればするほどその戦禍は拡大するという話、情報ネットワークはこれからも拡大を続けるであろうという都合上、私たちはこれから長い間この仮想戦場で生きていかなくてはならないということになってしまうわけで、これからの情報リテラシーに関わる倫理観が問われる時代になってきそうです。



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