次のベビーブームより先にやって来る終活ブーム

日記・雑記・私的話題

40代後半になってくると、まことしやかに「終活の話」がはじまっているという実情に気付いてしまうという話題を観測するようになってきました。何なら、「働き盛り」と言われる若年層も、現在では一般化してしまった日常的な激務によって「燃え尽きてしまう人たち」もかなりの数を観測するようになりました。ここには「余裕の有無による人生采配の解離問題」があると指摘されるようになる傾向があり、余裕を失い多忙に身を任せた結果の果てに不本意な形での死があるという話がSNSなどでも定期的に話題に上がるようになったとか何とか。その最前線には不本意な就職戦線に放り込まれた「就職氷河期世代」が多数派として名を連ねており、その背中を見て育ってきた次の世代が「自己責任論」に振り回される形で過労死や精神崩壊を連ねているという指摘もあると言われているようです。本来なら「社会の轍」を形成するはずの世代が軒並みリタイヤの憂き目に遭っているという実情の長期化によっての「日本社会での空前の人手不足」は、現代の緊急対策項目にも名を連ねています。

これらの境遇によって人生を悲観的に解釈する人口は劇的に増えたと言われていますし、経済的に行き詰まる人口も確実に増加の一途を辿りました。多くの人々が経済的に困窮し生活に於ける余裕要素を切り詰める過程で増えたのが「人生の見直し」と言われるようになり、「出産・育児は贅沢品」などと揶揄される状況を形成したと言われているようです。不況下での金銭的な余裕の放棄を迫られた背景とも時期的に合致しており、この時期は「出生率の低下傾向」「現役世代の自殺率増加」などと符合する部分も多いと言われています。また、「お付き合いの見直し」も進んだといわれ、家族・親族間でも交際費などを要する「お付き合い」が見直されてしまったとも言われています。これは拡大解釈すれば「地域社会の孤立化」にも繋がっており、日本の「失われた30年間」というのは「孤立化の加速期」であると指摘する人もいます。「21世紀という希望に満ちた時代の到来に期待を寄せた人たちの多くが失意と失望に振り回される結果となった」という事実は、彼らの引退が迫った30年後に「明確な社会的転換の失敗」として認知されるようになったのですが、あまりにも遅すぎたという話。

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現在、政府が率先して行っているのが「出生率回復のための子育て支援」ですが、これらが明確な結果として社会に実質的数値に反映されるのは「現在生まれてきた子供たちが現役世代になる頃」であり、20年から30年くらいの時間を要するだろうと言われています。政府がこれらの「子育て支援世代を20年以上支援し続けることが出来るか」というのも相当胡散臭い話ですが、それよりも先に「就職氷河期世代の引退時期」の方が先に来てしまうという実情が大きな問題として認知されるようになりました。労働年齢引き上げなどが叫ばれているようですが、人間が時間の経過による老化現象に抗えるかといえば不可能という話であり、本来なら氷河期世代を支えるはずだった世代は「そもそもの頭数不足」という最悪の状況が出そろっている状況であり、実質的な社会保障の諸問題は解決不能状態に限りなく近い状況に陥っていると言われています。

バブル経済崩壊後の人材育成に於ける認識の乖離

派遣社員という制度が実用化されるに当たって、人材に於ける登用・育成・運用のサイクルが破綻するケースが増えてくるようになった。元々は「専門性ある分野に限定して運用」という前提があったため「短期間で相応に高給」という相場が見込まれたものの、現実として「使い捨てられる緊急要員的な運用」が頻発し、給与面でも正規雇用にくらべ低い事例が運用初期から発生していた。派遣制度が一般職まで拡大すると同時に「非正規雇用の酷使」が常態化するようになり、中間管理をするはずだった派遣会社の多くが「次世代の人的育成を放棄」するという事態に陥った。また、派遣会社による中間管理費用という名の「中抜き」が常態化・悪質化が深刻な問題になり、結果として労使関係の慢性的な不調和を引き起こすという諸問題を多く発生させるに至っている。

氷河期世代の中でも50代に突入する世代には「将来に於ける孤独死の確約」が問題になると言われており、「自己責任論に打ち負かされた層」を中心に「終活」を行う人々が増えているという事案になっているという話を観測するようになりました。この状況に拍車をかけているといわれているのが「都心部への一極集中型社会」と言われており、地方都市の過疎化・限界化と併せて重大な問題として認知されるようになったと言われています。これは交通インフラの限界化した地域と重なる部分が多く、「過疎化・インフラ維持困難・地域社会の崩壊」という負のスパイラルを構成する要因になっていると言われるようになっています。しかし、対策そのものは遅々として進んでおらず、未だに「平成の負債」と揶揄される程度に厄介者扱いされているのが実情だったりします。特に公共交通の優位性に起因する諸問題は深刻を極めており、首都圏近郊以外の地域は「クルマ必須社会化」が大きな問題になっています。平成初期と令和初期のガソリン価格の違いがそのまま地域格差として影響を及ぼすようになったというのは、ガソリン価格の暴騰が顕著化してはじめて認知に至ったという話。

この情勢下で主要な就労枠となった派遣会社がどういう施策を講じたかというと「遠方の派遣先企業への出張派遣」であり、大型の工場生産業務や物流拠点の諸業務などがその派遣先になったという背景があります。今でこそ「交代勤務の生産現場」や「24時間稼働の物流拠点業務」が総じてブラックという認識が共有されるに至っていますが、そもそも就労という選択肢が限定的であった当時の現役世代のかなりの数が「出張派遣」の憂き目に遭遇したと言われています。派遣先は生産系業務は地方都市の大型拠点のある地域へ、物流系は都市部拠点のある地域へと多くが派遣されたと言われており、派遣会社が彼ら派遣社員の居住などの待遇を調整するというものだったのですが、そこには多くのトラブルがあったといわれており、一部では「奴隷派遣」などと揶揄されるほどの極限状況下に放り出したという事例もあったといわれています。SNSなどの情報網が確立されるまでは「業界の暗部だった」と言われる程だったケースもあったといわれ、いつしか派遣社員そのものの信用性が疑問視されるようになったとも言われているとか。結果として「派遣会社ガチャに負けた人たち」労働界隈以外の地域や社会にも一定の問題を発生させる遠因になったと言われています。

派遣制度の台頭の裏で増えた労働災害の数々

派遣社員の立ち位置は「専門業」と「一般労務」に二分化されるようになり、結果としては大多数が「一般労務=派遣社員」という印象を付けるに至っている。一般労務の多くが単純化された作業であり、簡易的な業務教育と安全教育を行った上で現場に配属されるという形式が採られてきたが、ここに於ける人的教育はほとんど無いケースが多く、結果として車両・設備に起因・関係する労働災害が増加するという事態が発生した。多くの労務現場に於いて安全教育を推進する方針が策定されたものの、短期間で入れ替わりが発生する労務現場に於いては現場全体に於ける安全意識の風化が著しく、結果として業績の好転を労災補填に充てるというような矛盾のような現象を発生させる事態も多く観測されている。また、専門業分野でも人事異動などによる現場トラブルは頻発する傾向にあり、結果としてどの業界のどの分野でも「派遣社員が適切に運用出来ない」という事態はほとんど改善されていない。

現在も続く就職氷河期世代の就労にまつわる諸問題ですが、一部の成功者を除いた大多数は引き続き「困窮世代」として厄介者扱いされる未来がつきまとうと言われているようです。それでも「生活が維持出来る」方はまだマシな方で、今後は氷河期世代を筆頭に「困窮世代への対応」が問題になることが既に予想される未来として共有されるに至っていると言われています。特に「派遣就労に失敗した人」は深刻な困窮に晒されることになり、社会適合できなかった層は本当に「生きるか死ぬかの世界線でかろうじて存在している」レベルだとも。彼らの存在のかなりの母数が「可視化されていない」という実情があり、保護されることなく消えていく人々も一定数を観測し続けている実情があります。「保身を本当に必要としている人ほど緊急信号を発信出来ない」というのは、彼らを保護する団体などでは共有される情報にもなっています。

ただ、困窮層が拡大する過程に於いて「自身の死後を意識する人々」が登場するようになりました。いわゆる「天涯孤独が確定している人々」であり、彼らは就労限界が見え始めてくる40代突入くらいを契機に「終活」をはじめると言われています。逆に「無敵の人」と言われる人々になってしまう人も一定数居るわけですが、真面目が故に理不尽に打ち負けてしまった人々などは「精神を病んだ過程」で終活に至るとも言われています。政府関係者などを筆頭に「未来の世代に負債を残してはならない」と豪語しているようですが、「生まれてくるはずだった未来の世代が不在の世界線」が今そこに広がっていることを認識しているのかどうかというのは気になるところです。密かに、それでいて確実に訪れつつある「終活ブーム」は、「ベビーブーム」という「将来の希望的要因」があれば回避出来たはずの未来だったとも指摘されているようですが、今は「生まれてくる未来」より「死んでいく絶望」が勝る時代へと転換がおおよそ完了している状況であり、今後も「人間の暗部を観測する日々」は長期化の様相をみせているように感じました。

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