SNSをはじめとした発言メディアの多くで、失言や暴言および人格攻撃発言などの「発言による事故」が多発していると聞きます。どんな意図でもってこのような発言に至るのかはさておきとして、非理性的な発言によって表面化するのはストレス性の感情だけではなく、昨今は社会的問題としてもその意味合いを強めていると聞きます。言った言わないの発言だと侮るなかれで、それらが度を超した行為として認知され始めた昨今はそれらによって人格や社会的地位が脅かされることもあり、発言によっては訴訟沙汰にもなることも出てきました。社会規範に則って生きることを前提とした社会に生きている以上発言についての言葉は一定量選ばなくてはならず、まして人格攻撃などの正当化に充てることはできないものと考えます。世の中がこんなにも生きづらいと言われるご時世ですが、無規律･無秩序･無配慮の類を一概に自己権利のひとつと主張することはかなり危険ではないかと思う次第です。
人の精神的権利には発言権なども含まれているわけですが、その裏には名誉毀損などの保護的権利も含まれています。秩序有る社会に求められるものは理性的かつ倫理的な発言であり、無神経極まりない暴言の類ではないのですが、昨今は自信の正義や倫理観に起因すると思われる暴言の類が多く観測され、それらに依る訴訟や刑事沙汰も多数発生していると聞きます。タイムラインに一瞬だけ観測される情報と思われているフシもあるようですが、その発言のログを削除したところでそのキャッシュ情報はかなりの期間保存されますし、精神的権利を主張するうえでも過度に保護的権利部分に抵触することは相応に法的規制の影響に晒されます。言葉による暴力に対しての認識はおおよそ偏っていると昨今いわれているようですが、「発言に責任を持て」と言及する人間の多くが「自身の暴言に一切の責任を持っていない」というのはなかなか美しいブーメランのようにも思えます。発言に対する訂正はできても撤回はできないという性質上私たちはもっと発言に対して思慮と慎重さを必要とされているのですが、そこにあったのは理性も倫理観も欠落した罵詈雑言だったというのは、知的情報社会といわれる21世紀の姿としてはあまりにも酷い姿だったという話。
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心療系医療の話として「ソーシャルメディアを含めたメディアを避けること」を推奨されることがある、というのはなかなか昨今の情勢を反映していると思います。それだけこれらの発信メディアの信用や価値に疑問符を投げかけることを推奨されるのは、彼らの発言の多くが主観に基づいた「主観の暴力」に依る発言であることや「自称正義的行為による発言暴力の正当化」であることなどが指摘されており、おおよそこれらの発言が多くのストレスを増幅させるものとして認識されだした事が挙げられると思う次第です。ソーシャルメディアが文字通り社会性を帯びたメディアに変化してしまった都合上これらを完全遮断することは困難になっていまい、これらのメディアから発せられるストレスを完全に遮断することは困難になってしまいましたが、ソーシャルメディアという形成されたもうひとつの社会は今となっては現実社会のひとつの側面であり、今後も発言による言葉や意図については思慮をもって発言する必要があると考えています。
メディアを経由した言葉の暴力の類は激増し、これらに起因した名誉毀損･脅迫その他刑事的事件の件数は想像をしのぐ勢いで増加していると聞きます。理不尽極まりない話ですが、彼らが理不尽という棍棒を振り回す以上、私たちもまた法規に則った理不尽な反論を展開する以外にありません。理不尽への抑止力は同等もしくはそれ以上の理不尽による正式な手続きしかないというのは本当に理不尽ですが、それが理不尽なので仕方ありません。願わくばこのようなメディアに於ける発言の重さやそれらに掛かるべき慎重さなどについて一考を求めたいのですが、昨今「考えることをやめた人々」が増加傾向という話であり、21世紀の情報社会でありながら思考放棄という退廃的時代へと後退を遂げる昨今は「理不尽には理不尽で対抗」という原始的対応しかなくなってきたというのは、本当に馬鹿げた冗談であって欲しい話。昨今のドライブレコーダー動画から「事故の理不尽」について考えさせられる機会が随分増えましたが、考えた上で予防線を張ってもわずかな死角から突撃してくるのが昨今の事故という話であり、もはや「天災のひとつが人災」という話にまで発展しているとかで、「地震･雷･火事･人間」ということわざが爆誕しそうな勢いだとかそうでないとか。
社会には協調性が必要だといろいろな媒体や環境で習ってきましたが、激しい自己主張によって協調性が破壊されるという事態のほうが遭遇率が高く、対話の余地は微塵も存在しないという事例も数多くというのが昨今の時勢で、これらを相応の事故処理として対応しなくてはならないというのはなかなか闇が深いという話。「風が吹けば桶屋が儲かる」ならぬ「ネットが騒げば弁護士が儲かる」というのは本当に酷い時代になったもので、それだけ攻撃的発言が日常の挨拶レベルで行われているという事態にひどく憂慮する事態になったということでしょうか。世の中にはこんなにもストレス過多になってしまいましたが、これらの行為によってそれらが激しく増幅されてしまうと言うことにはなかなか気付いてもらえず、理性的社会はもはや過去の概念になりつつあるといいます。ソーシャルメディアが暴いた闇というものは実は数多くあると言われているようですが、一番多く暴き出したのは人間の心の闇であることはもう少し知られて欲しい話です。
お世話になっているツイッターには140文字に凝縮された罵詈雑言が各ジャンルにそれぞれ展開しており、政治経済から日常の一コマに至るまで多くの可読性毒素をばらまいています。その毒の沼地からきらめく砂金のような有益情報を得るのは…拡散性の高いこれらメディアではそこまでひどく困難というわけではないのですが、なにぶん高ストレス領域へと踏み入れる行為であり推奨できる行為とは言い難いのが実情です。ただ、これら可読性毒素の類は非常に伝播性が高く、ストレスの伝播に大きく貢献しているという説もあります。心療系医療の話でもって説明するのであれば「不要不急のSNSは自粛した方が精神衛生上は好ましい」という話であり、日々を健康的に生きる上で自粛すべきものはSNSであったという話。何が悲しくてこんな事を綴らなくてはならないのかという気持ちも汲み取れますが、こんなチラシ裏メディアにも暴言や罵詈雑言･脅迫や名誉毀損といった類の言葉の暴力がつきまとい、法的対策も含めた防衛行為について考えなくてはならなくなってきたという事実がそこにある都合、これからも一定数のこういった提案や提唱は続けなくてはならないのかなって思っている次第です。
『その一瞬の発言が、一生ものの傷を負わせることがある。現代社会に存在する魔法の類のひとつが「言葉」であり、人を癒やすことも殺すことも出来る「現代魔術」である。「言葉に救われる人」と「言葉に殺される人」がいる。その時の言葉が時代を物語るのであれば、今という時代をどういった言葉で表現するのか』。これから、少しでも「心に届く言葉」を綴り続けることが出来ればと願う次第です。
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