ニッポンの叩き売りについて

時事・事象・社会現象

日本の価値が大きく揺れ動いているという話を聞き、色々と思うことがありました。景気の話から人材事情の話、昨今の社会的な人的地位の話にいたるまで昨今の「ニッポンの価値観ダンピング」が止まらないという話は密やかに云われてきたとはいえ、ここまで認知されるに至ったのかという思いがモヤモヤしており…昨今はいろいろと思うことが増えました。景気によって多くのものの価値変動がイヤでも訪れるとは聞きますが、その価値変動対象がおおよそ「人間の存在価値」であるという話はなかなか耳の痛い話であり、いよいよ「人的価値の失墜」は囁かれるべくして囁かれ始めたのかなっていう気持ちがわき上がってきます。人間の敵は人間しかいないというのはなかなかパンチの効いた皮肉という話はあながち間違っていないという話、この気持ちのモヤモヤをどうすれば良いのか。

企業での人事の扱いが「コスト高の人間をいかにして安くこき使うか」という話に終始するくらい、昨今の人事事情はお金で換算されて話のやり玉に挙がってきます。人生100年時代といわれる昨今に於いて「高齢者の再雇用」の問題が躍起になって語られるようになった反面で「40代に早期退職を迫る」程度に人間は厄介者扱いされているという実情について色々と意見を聞きたいと思う機会は増えましたが、そもそも人間を無駄な経費扱いする程度に私たちの知る企業社会は「人間のお荷物化」を議論しているように思います。人を忌避し、育成を放棄し、あまつさえ人を厄介者扱いするという論調についてはこれから早急に対話と相互理解を求める機会を要求したい次第ですが、少なくとも一大派遣時代を築き上げてしまった昨今となっては「もうちょっと派遣に待遇を」と望みたいのですが…今でも派遣は消耗品としてしか見做されていない実情が重いです。

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日本に対して懐疑的・否定的な国や地域や団体はこぞって「ディスカウント・ジャパン施策」を講じたという話を定期的に聞きましたが、実態はというと「放置してても日本の内的価値は下がり続けている」という話であり、ニッポンのブランドイメージとは裏腹にブラックな社会が日本を圧迫し続けているという話であり、わりと日本列島は砂の楼閣という話。安倍政権が憎いと怨嗟の声を上げる層が一定数居ても「それ以上を提示できる政治団体が存在しない」という矛盾から渋々現政権を支持せざるを得ないというあたりに日本の未来予想図が垣間見えるのですが、この構造はもう数十年というデフレ対策施策の迷走が生み出した結果論の賜物であり、いかに私たちが無為無策の政策に翻弄されたかの結晶であると思っています。政治論を論じれる人々は確実に一定数存在するも、もっとも必要とされる枠内には彼らは存在しないという話であり…彼らが地団駄を踏むたびに政策の実施が遅れていったという話も興味深い部分です。

ディスカウントジャパン運動 【社会】

韓国による「国際社会における日本の価値や評判を下げて日本の地位失墜をめざす運動」のこと (Wikipediaより)

私たちがツイッターなどの大型ソーシャルメディアから得た情報でもって多くの実態が暴かれてきたという話ですが、それすらも氷山の一角でありごく一部の「暴露された失態」という話。実際には多くの経済施策が実施にまでこぎ着けているにも関わらず、そのシステムが完全履行されるケースが希少でありどこかで中抜きが成されているという話であり…日本の経済だけで無く社会基盤までもが右往左往しているうちにどんどん破壊されていったという話。その最たる部分が人的価値の失墜というのはなかなか痛い話ですが、派遣社員として多くの現場を見てきた結果に辿り着いた回答の多くが「現場の事情は今より酷くなった」という話からもうなずけてしまいます。無教育の人材が成長するかという基本的な話は派遣社会に転換してから当たり前のように教育放棄に転換し、枯れ果てたペーパー教育以外に多くは教えられていないという話にこそ何かの陰謀論を展開したいくらいですが…それを求めている人々が少なからずいるという事実は、まあ察しがつく人には痛いと云う話。

「人間の頭脳にはイノベーションがある」なんて言葉が詭弁として認識されるのが日本の社会風潮なのかもしれませんが、正当な対価報酬を値切り続け奴隷社会を望んで形成してきた企業大手の人材関係者はどんな気持ちで日本を俯瞰しているのか…とても興味があります。もっとも人生経験的に「脂の乗った世代」が活躍の場を「奴隷船と化した末端の派遣会社」にしか求められない社会にどんな未来があるかは想像に難くないのですが、多くの人材派遣関係の人は「デキの良い消耗品」くらいにしか認識してくれないのはつらい事実です。人材不足の土台を作ったのも慢性的な搾取社会を形成したのも平成の時代の経営者や人事なのですが、もはやそれは置き去りにされた重大問題になってしまいました。どれほどの人が日本の数年先をイメージ出来ているかは定かではありませんが、明確に言えるのは「これからも安いものを求める日本社会はその総合的価値を叩き売りに走る結果になる」という話であり、「安物買いで失うゼニとは真の優秀な人材」であるという話。人間社会を変えるのは先進的テクノロジーではなく先進的思想をもった人間であると主張したいのですが、今までその発言は瞬時に一蹴された経緯からも「デフレ日本の迷走」は続くのかもしれません。

日本人の労働者流出に係る問題 【社会】

1980年頃から労働事情に於ける正規雇用と非正規雇用の比率は、2010年頃には非正規雇用が大幅に伸び正規雇用が大幅に減少するという逆転現象が問題になっている。(Wikipediaより)

これらについての議論は引き続きSNSなどで多くが繰り広げられていると聞きますが、議論の先にロードマップを敷ける人はほんの一握りという話。この先の未来にどんな未来観が必要かというのは色々と意見があるはずなのですが、それを具体的に説明出来ない人が大多数を占める昨今の事情を鑑みる限り…日本の混迷はまだしばらくは続きそうという話のようです。日本の貨幣価値は今でもトップに食い込んでいるにもかかわらず、日本の人材価値はすでに底値を更新中という話…これが早く「悪質なジョークだった」と言える時代が来て欲しいものです。

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