「推しの卒業が止まらない」というのが昨今囁かれているようですが、これをどういう風に捉えるかという話題が昨今注目を集めています。今年は企業VTuberの「卒業ラッシュ」とも言われているようで、大小の企業に関係なく有名なVTuberが相次いで卒業を発表し、その一線からの撤退を試みたという話を聞きました。そもそも企業に所属するVTuberが何を思ってどんな活動をするかというのはいろいろと考える部分ではありますが、昨今その肉体的・心因的負担の増加による疲弊やすれ違いの類は各方面で多様な憶測を呼んでいると聞きます。企業VTuberが注目を集める反面でいったいなにが起きているのかは多くのファンが気にしている部分でもあります。
その背景には「転生」と呼ばれる「移籍」や「個人デビュー」などもあるといわれ、企業VTuberの身に何が起きているのかがかなりの注目を集めています。同時に、企業とVTuberとのすれ違いや方向性の問題や活動範囲の拡大と限界の問題など、昨今は「企業勢の恩恵」といわれていた部分に於いて「急拡大に伴う弊害」も拡大してしまったともいわれています。ファンとしては違うカタチでの活動再開はうれしさ半分で複雑さ半分といった部分でもあり、良くも悪くも「良いとされてきた推し活のカタチ」に疑問符を投げかけるような出来事を多く観測するに至りました。企業勢と個人勢のVTuberと、ウェブにまつわる配信やコンテンツの在り方が色々と問われる1年になったように思っています。VTuber文化は何処に向かっているのか。
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いわゆる「推し活の推される方の活動」はいろいろな方向や表現手法があり、その手法のノウハウは千差万別と言われています。故にいろいろな形での活動を可能にしてきた部分でもあるのですが、それはそもそも「個人の範疇」や「趣味の範疇」から始まったものであるといわれており、そのルーツは国内で言えば「ニコニコ生配信」あたりから始まってきた「配信文化」と言われています。そもそもの動機の多くが「承認欲求の獲得」に端を発しており、かつて伝説的な配信者として名を連ねてきた配信主たちが「そもそもVTuberとして召喚された」あたりからその物語は始まっていると言います。現在市民権を得たと言われているVTuberの「キャラクターの部分」は「配信者の魂を入魂した」ことによって市民権を得るまでに至ったとも言われており、急成長の背景には「熟練した配信者」の存在があったと言われています。
初期・黎明期のVTuber発掘について
その多くが何かしらの「配信経験者」であるといわれ、初期にデビューしたVTuberの多くが何かしらの配信知識や配信経験の有識者であると言われている。認知度を獲得する過程で純然たる新人も配信活動に参加するようになったと言われているが、活動歴の長い配信者が企業間契約を経てVTuberになることで、比較的短期間でこのVTuber文化圏が形成されたとされている。個人として配信活動を続ける配信者も多くいたが、企業のバックアップの影響は配信活動の基幹部分を構築する上での影響は大きかったと言われている。
2018年あたりから登場し認知を得るに至ったVTuberのルーツは「YouTubeでの配信方法の確立」に端を発しており、その中でも「収益化システムの確立」が大きな核になっていたと言われています。YouTuberの台頭に便乗する形で「バーチャル」が介入する方法でもって配信を始めたのがVTuberの基礎ともいわれ、キズナアイやミライアカリといったキャラクターの登場と共に急速に認知度を高めてきました。配信内容はニコニコ生配信からの延長方式で始まった部分が多数あり、雑談やゲーム配信などからその多くが始まったと言われていますが、その関係性に「多くの法人が介入しルーリングをする」形でその方法が確立されていきました。それ以前にあったニコニコ動画などにアーカイブのある「プレイ動画」や「実況配信」はグレーゾーンの多い「黙認ありきの配信」であったのが、「お墨付きを得る」形で配信に載せることが可能になったということもあり、企業間契約を経ての「ゲーム実況配信」はVTuberの主要配信のひとつになったと言われています。
多くのエポックメイキングを経たVTuber台頭の背景ですが、そのエンターテインメント性が拡大解釈される過程に於いて「よりエンタメを基調とした活動」が先行するようになり、そこに「配信者と企業方針の乖離」が発生するようになったと言われています。また、YouTubeという配信場所が世界中にアクセスされる場所ということもあり、内容による国際問題化が発生するようになりました。日本のローカル文化として多様性豊かな配信を行っていた空間に水を差すような出来事は国際化を推し進めてきた企業VTuberと所属企業に大きな影を落としたと言われており、国際問題化しアーカイブ削除などの措置に至ってしまった事例もあります。「文化は国境を越える」と言う表現もある反面で「越境問題が顕著化してしまう」という事態にもなった側面が、VTuber界隈に影を落としたとも言われています。
配信の越境問題に係る諸問題
欧米諸国以外にもアジア圏にも配信の波及効果は発生しており、ライバーも国際化する傾向にある。ただ、それを受け容れがたい思想や国政を持つ国によってはそれを排斥する傾向があるといわれている。最も顕著で先鋭化しているのは「ライバーへの誹謗中傷の国際化」だと指摘されており、過去に国際問題になったケースもある。
また、VTuberの「中の人」に降りかかる直接的な問題による「契約解除」なども発生するに至り、「VTuber界隈の異質さ」を匂わせる部分も露呈してしまったとも言われています。コンテンツ発表には多くの守秘義務が発生することや、プライベートの特秘性などの個人単位での問題によって契約解除という憂き目に遭ったVTuberも多くいるといわれており、今まで曖昧であったコンプライアンス問題に端を発する「強制卒業」や「解雇」の類も起きるなどしてしまった事なども含め、企業VTuberの「契約問題」にスポットが当たることにもなってしまいました。そもそも営利企業の配信活動が収益になるかならないかは重要な問題であることからマネジメント問題はどうしても先鋭的になってしまいがちと言われており、特に今年の卒業ラッシュともいわれる企業VTuberの複数の卒業案件は「推し活界隈の社会問題」にもなったと言われているとか。
推しの卒業に思うことは複数観測されており、今年は最大手のビッグネームの卒業なども含め波乱の多い年になったと記憶しています。最大手に至っては上場企業の仲間入りを果たしたがために経営面での諸問題に悩むケースもあると思われますが、そもそもこの分野に於いても「そもそもこれ以上の肥大化は許容できるのか」という問題を抱えながら歩み続けているという実情でもあるため、これからもしばらくは波乱に満ちた活動が続くのではないかと邪推せずにはいられません。私たちいち視聴者には「推しを推すこと」くらいしかできないわけで、願わくは「推しの将来に幸あれと願うこと」くらいしかできません。この界隈の未来は不安定極まりない道を進んでいる状態ですが、推しと推しに関わる人々に寄り添える推し活ができるようにと願うばかりです。



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